職務経歴書の自己PRが思いつかない/書けないときの対処法は?実績がない人も必見
転職活動では、履歴書とあわせて職務経歴書を提出するのが一般的です。その中で「自己PR」を記載することが求められますが、「何を書けばいいのかわからない」「特別な実績がなくてアピールできることがない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、職務経歴書の自己PRが思いつかないときの対処法を、人材会社のプロ目線で解説します。基本の書き方や実績がない場合の工夫についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
特別な経験・実績がなくても自己PRは書ける!
「目立った成功体験がないから、自己PRを書くことができない」と思っていませんか? しかし、自己PRとは華々しい実績を語ることだけではありません。仕事に対する姿勢や取り組み、学びを伝えることで十分アピールできます。
職務経歴書の自己PRから企業が見ていること
- 自社で活躍できる人材かどうか
- 一緒に働きたいと思える人材かどうか
採用担当者は、自己PRの内容から「スキルや経験」だけでなく、「仕事への向き合い方」や「社風との相性」も見ています。たとえ突出した実績がなくても、考え方や姿勢を伝えることで魅力的に映る可能性があります。
職務経歴書に書く自己PRが思いつかないときの対処法
- 企業の求人情報やコーポレートサイトをチェックする
- 過去の経験やスキルを細かく書き出す
- 自分の長所や得意分野からアピールポイントを探す
- 診断ツールを活用する
- 同僚や転職エージェントに意見を聞いてみる
自己PR文を作成するときの5つのステップ
- ステップ1: これまでの仕事でのエピソードをひたすら書き出す
- ステップ2: その仕事で工夫したこと(How)や動機(Why)を考える
- ステップ3: 共通する要素を抜き出し、自分の強みを明確にする
- ステップ4: 「○○力」といったキャッチコピーを付ける
- ステップ5: 具体的なエピソードや数値化した成果を加える
【事例】実績がほとんどない場合の自己PR例
ケース1:新卒入社して1年半。経験が浅い場合
自己PR例:
私の強みは「顧客対応力」です。前職ではテレアポ業務を担当していましたが、決裁者に直接アプローチするために在席時間を分析し、効率的な電話時間を設定しました。その結果、アポイント獲得数が前年比20%増加しました。
ケース2:ルーティンワークが中心でアピールできる業績がない
自己PR例:
私の強みは「業務効率化」です。定型業務が多い中、作業時間を短縮するためのマクロを作成し、業務時間を15%削減しました。結果として、他の業務にも時間を割くことができ、チーム全体の生産性向上に貢献しました。
ケース3:目立った成果がなく、成績も芳しくない
自己PR例:
私の強みは「粘り強さ」です。厳しい市場環境の中、顧客へのフォロー頻度を増やし、リピート率を10%向上させました。成約には至らなくても、関係構築を大切にし、将来の取引につなげる努力を続けています。
まとめ:自己PRは工夫次第で書ける
自己PRに書ける実績がないと感じても、工夫次第で魅力的な内容にすることは可能です。自分の仕事に対する姿勢や工夫を振り返り、具体的なエピソードを交えながら、自信を持ってアピールしましょう。
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